同一キーとはどんな鍵のことを言う?
同一キーは、複数の鍵が同じキーシステムで動作することをいいます。つまり、同じ鍵で複数の鍵穴を開けることができるシステムのことです。例えば、一般住宅の玄関や物置の扉など、複数の場所に対して1つの鍵で管理できる鍵のことを言います。
複数のロックや鍵が、同じ鍵で操作できるような設計として、内部のピンや構造が同じとなります。そのため、同じ鍵を使って複数のロックを開けることができます。
1つの鍵で複数のドアを開けられるため、鍵を持ち歩くのが便利となり、コストも削減することができます。鍵を1本で複数の場所の施錠・解錠ができるので、管理や使い勝手が向上します。スペアキーが1種類だけで済むため、紛失や管理が簡単となり、緊急時に1本の鍵ですべてのロックを操作できるため、迅速な対応が可能となるなど多くのメリットがあります。
同一キーを使用することで多くのメリットがある一方、デメリットもあります。
鍵が1本で複数のロックを開けられるため、鍵の紛失や盗難時にすべてのロックが危険にさらされる可能性があります。
同一の鍵が複数のロックに使用されるため、鍵の複製が簡単に行われる可能性もあります。このように同一キーを使用することでセキュリティ面で不安を感じることがあります。
管理の簡便さやコスト削減といったメリットと、セキュリティリスクのデメリットの両方を理解したうえで利用することが大切です。